29 Dec 2015

2015年

2015年もあと少しで終わってしまいますね。今年も音の木ではお勉強会を行ったり、新しいコースを始めたりと色々慌ただしい一年でしたがまた来年も頑張っていきたいと思っております。

年末年始は、12月16日から1月3日までお休みをいただいております。メールでのお問い合わせは随時受け付けております。

来年も引き続き、音の木教室をよろしくお願い致します。




— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室 (ロンドン)

24 Dec 2015

Music Picnic アンサンブル・コンサート in 2015

2013年から行っている、第3度目のアンサンブル・コンサート(クリスマス・コンサート)を5日に行いました。今回はバイオリン、鍵盤ハーモニカ、フルート、ウクレレ、ギター、ピアノの楽器が参加しました。特にギターでの参加者が増えました。エレキ・アコースティック、クラシック、フラメンコ等、違った種類のギターをミックスしたアンサンブルは初めての経験で、それぞれの音色がはたして上手く交わるのだろうか…と心配していましたが、結果は想像以上に良いものになったと思います。

アンサンブルの発表会は、演奏者にとってもチャレンジだと思いますが、私達自身にとってもチャレンジです。毎年少しづつなにか違った事、新しい事を試しています。初めて企画した時に作った一昨年のCDを聞いてみると、演奏者も変わりましたが、音楽的にもずいぶん変わってきた(良くなってきた)ようです。次回も楽しみです。

プログラム

Part I

1 God Rest Ye Merry, Gentlemen - Trad.
2 Ode to Joy - L.V. Beethoven
3 Aura Lea - G. R. Poulton
4 Hänschen Klein - F. Wiedemann
5 Chikuwa No. 3 - Masato Nakai
6 Study Op.60 No. 2 - F. Sor
7 Oogway Ascends
8 Only Lonely Boy - K. Sugiyawa
9 Super Mario Bros.Theme - K, Kondo
10 The Merry-Go-Round of Life from "Howl's Moving Castle" - J. Hisaishi
11 Jingle Bells - J. L. Pierpont

Part II

1 When the Saints Go Marching In - American
2 White Christmas - Irving Berlin
3 Moon River - Henry Mancini
4 Amazing Grace - John Newton
5 Sotsugyo Shashin - Yumi Arai
6 Last Christmas - Wham!
7 Hotel California - Eagles (Arr. Kaori Nishimura)
8 Take Five - P. Desmond
9 Londonderry Air - Irish Traditional
10 Rudolph, the Red Nosed Reindeer - J. Marks
11 Take Me Home, Country Roads - J.Denver

— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室 (ロンドン)

15 Nov 2015

スケール (音階)の話 2: ペンタトニックスケールについて

ペンタトニック・スケールというものがあります。ペンタとは数字の「5」、トニックは「音」という意味があります。日本語では、五音音階と訳されます。五音音階は世界中のありとあらゆる民謡をはじめ、それに影響された作品などにその使用を認めることができます。また、グレゴリオ聖歌や、グスタフ・ホルストの有名な「ジュピター」、ブルーズ等のように、厳密には5音でなくても、ペンタトニック・スケールが旋律の骨格的部分を成している場合もあります。ペンタトニック・スケールには様々なフォームがありますが、比較的よく知られているものに、メジャー・ペンタトニック・スケールとマイナー・ペンタトニック・スケールというものがあります。この2種類のペンタトニックスケールはピアノの黒鍵の音程関係と一致します。つまりメジャー・ペンタトニック・スケールはF#から順にG# A# C# D#、マイナーはD#からF# G# A# C#です。メジャー・ペンタトニック・スケールとマイナー・ペンタトニック・スケールは構成音は同じですが、開始音(トニック)が異なる事に注目してください。

さて、メジャー・ペンタトニック・スケールは、日本語では四七抜き音階という呼ばれ方をされることがあります。四七抜き音階とは、七音音階(例えばメジャースケール)を基準とし、そこから派生的に、音が欠けているという視点から考えられた概念です。つまりメジャー・ペンタトニックスケールとは、メジャースケールの4番目と7番目の音を抜いた音階に丁度一致します。さて4番めと7番目の音が抜けているとどうなるでしょうか。音階内に半音、つまり短2度とその転回形としての長7度の音程が発生しないことになります。それから、伝統的な和声理論には不可欠な、増4度/減5度も発生しません。七音音階に基づく音楽(クラシック音楽等)では、増4度/減5度の不協和音程を和声進行にしのばせることで、緊張ー弛緩というモデルになぞらえられる、強い音楽的方向性をもつ終止形(ケーデンス)を獲得しました。ところが、このようなメジャー/マイナーペンタトニック・スケールは、そのような終止形を構成するために必要な不協和音程を欠いているために、それだけでは明確な終止感や音楽的方向感を示す和声進行を作ることができないのです。ベラ・バルトークはこのような特徴に注目し、ペンタトニックの旋律(ハンガリー民謡等)に対する、従来のやり方とは違った、もっと自由な和声付けの可能性について論じています。バルトークの作品を含め、実際の作曲においては、一つのペンタトニックスケールのピッチ素材だけでなく、他のスケールに由来する素材(和音等)と組み合わせられたりすることが多いです。たとえば、坂本龍一さんの有名な「戦場のメリークリスマス」ではマイナー・ペンタトニック・スケールによるメロディが主に使われていますが、伴奏部分の和声は主にエオリアン・スケール(ナチュラルマイナー・スケール)によって構成されています。このようなやり方はポップス、ロック、クラシック等、あらゆる音楽で見つけることができるでしょう。

— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室 (ロンドン)

8 Nov 2015

はじめてのウクレレ選びのヒント2 (ウクレレのサイズについて)

ウクレレには色々なサイズの物がありますが、ボディの大きさの違いによって四種類に分類されています。ボディサイズの小さい方から順に、ソプラノ・コンサート・テナー・バリトンと呼ばれています。調弦は、ソプラノ・コンサート・テナーは同じ:下からGCEAに合わせますが、バリトンはそれよりも少し低く、ギターの高音弦と同じ:DGBEに合わせます。どのサイズのウクレレが優れているというのではありませんが、それぞれ音のキャラクターと、演奏性に違いがあります。音質については、サイズが大きくなるに従って、音の伸びが長くなり、また低音の出が多くなり、良くも悪くもギターの様な音色に近づきます。この事を「ウクレレらしさが失われる」と表現する方もいらっしゃるようです。

次に演奏性についてですが、サイズが小さい(=弦長が短い)楽器は、おさえるスペース(フレット間)がせまく、サイズが(=弦長が長い)大きいものは、逆に広くなります。手の小さい方はソプラノを選んだ方が良いといいますが、小さな子どもや、極端に小さい手の人でもない限り、どのサイズでもおさえられると思います(例えばギターはさらに大きい楽器ですが、沢山の人が弾いています)。むしろ、手が小さい場合よりも、手が大きすぎ、あるいは指が太すぎる場合に気をつけた方がよいかもしれません。手が大きすぎてフレット間に指が入らずに、うまく押さえられない場合があります。その場合は大きめの楽器を選んだほうが良いでしょう。または、ボディのサイズは同じでも、ネックが一段長い、ロングネックを搭載した楽器もあります。たとえば、ボディのサイズはソプラノだけれど、弦長はコンサートと言った具合です。

ウクレレでソロ演奏を楽しむ人は、コンサートやテナーなど大きなサイズ、あるいは弦長の長い楽器を選ぶ方が多い様です。それはおそらく、前述のような音の伸びや、要求される複雑な運指を受け止めるためのフレット間の充分なスペースが、そのようなスタイルに都合がいいという事なのでしょう。

— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室 (ロンドン)

7 Nov 2015

はじめてのウクレレ選びのヒント1

ウクレレは種類も、作っているメーカーも本当に多い楽器で、今から購入を考えているまったくの初心者にとっては選ぶのが大変かもしれません。色々と情報を集めているうちに、悩みすぎて買えなくなってしまうこともありがちな話です。なのでウクレレを選ぶ際には、まずは「第一印象」や「直感」というのを大事にしてください。単に「見かけが気に入った」などでも良いと思います。

もし一点だけ、こちらからリクエストをするとすれば、ピッチ(音程)の良い楽器を選んでください。音色に好みはあれど、音程が狂っているのはほとんどの人の耳に明らかであるからです。12フレット(弦のちょうど真ん中のポジション)を押さえた時に、開放弦の音のちょうど1オクターブ上になっている必要がありますが、これが結構ずれている楽器をよく見かけます。そうなると、いくら一生懸命調弦をしたとしても、弦を押さえた音はすべて音痴になってしまいます。

価格の最も安いものでは£20くらいからあり、イギリスではそのような低価格帯の楽器を選んでいる初心者の方も多いようなのですが、当然ながら作りも素材も値段なりで、そのような楽器は音程や調弦等に問題を抱えている場合も多いです。すこしでも上達を目指す方には、あまりおすすめいたしません。

— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室 (ロンドン)

2 Nov 2015

トルコの紅茶(チャイ)

大人の方でギターやウクレレのレッスンに通われている方には、たまにトルコの紅茶(チャイ)をお出ししています。イギリスは紅茶の文化や消費国として有名ですが、実はトルコも紅茶の国として名高いです。トルコはお茶の生産量も多い国ですが、一人あたりのお茶の消費量では、イギリスやアイルランドを抜いて世界一です。*参照リンク

トルコの紅茶は淹れ方が少し独特で、チャイダンルク(çaydanlık)と呼ばれる、特殊な二段式のやかんを使わなければいけません。ロンドンでは、トルコ人がやっているマーケットやインターネットでも入手することができます。使用する茶葉は様々ですが、通常はトルコ産(リゼ等)や普通のセイロン等の茶葉がマーケットで購入できるようになっています。



チャイダンルクの上段には茶葉を入れ、下段にはお水を注いで沸かします。火にかけて、下段からの熱で上段の茶葉をしばし蒸らした後、お湯を注いで、しばし煮だすこと15分程待ちます。お茶はチューリップのようなくびれた形の、透明なグラスに入れてお出しします。やかん上段のお茶は、入れる際に下段のお湯で好みの濃さに割りますが、グラスが透明なので、その色を見ながら自分の好みの濃さに調節できるのです。お砂糖は好みでいれ(トルコだと普通、角砂糖2つ程ついてきます)、ミルクは基本的にはいれません。



ティーパックやイギリス流の淹れ方にくらべると大変時間や手間はかかるのですが、その味や香りはやみつきになるかもしれませんよ。

— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室 (ロンドン)

30 Oct 2015

ピアノ椅子

ピアノ購入の相談などを受けることは多い一方で、椅子について相談を受けることは稀です。ピアノ椅子自体が音を発するわけではないので、たかが椅子と大変軽視されがちなのですが、ピアノ演奏上、大変重要です。いくら手の形や動かし方が大事だと言っても、そもそもうまく座ることができていなければ、あらゆる練習が全く無意味になるか、悪いクセを付ける原因になるだけです。ちなみに、私(遠山)が習っていた師には、とにかく自分で椅子の高さをきちんと調整できるまで何度もやりなおしをさせられたり、椅子と鍵盤の距離、それから姿勢など、ピアノを弾く以前の状態についてとても細かく指導されました。多くのピアニストが椅子についてとてもこだわっていますし、コンクールやコンサートホールでも様々な種類の椅子を用意して選べるようになっています。それほど椅子が演奏に影響を与えるという事です。

まずは身長にあった椅子を選ぶ必要があります。電子ピアノ等に付属している椅子は、適切な高さではない場合があるので注意してください。また、たまにピアノ椅子ではなく、ダイニングチェアー等を使っている方もいらっしゃいますが、これはピアノ演奏には全く向かないと考えてください。体の大きさは人それぞれであり、各自の条件にぴったり合う椅子などと言うのはまず無いので、高さを微調節できるタイプの椅子が良いでしょう。それから頑丈であり、ある程度重量がある安定した椅子を選んでください。演奏時、椅子には通常浅く座りますが、重心が前部分にかかってもびくともしない椅子である必要があります。

ちなみに日本には、ワンタッチで高さを変えることができる、背もたれ付きのピアノ椅子があります。年齢や身長差のある兄弟姉妹などで一台のピアノをシェアされる場合、これは大変便利なのですが、残念ながらイギリス(ヨーロッパ)にはありません。OTONOKIでは、低学年用、高学年用など、何脚かの椅子を置いて、レッスンの際に微調節しています。

上達に悩む方、フォームを改善したい方、是非一度ご自分が使われている椅子をチェックしてみてください。



— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室 (ロンドン)

25 Oct 2015

はじめてのギター選びのヒント

ギターの体験レッスンには、たくさんの初心者の方にいらっしゃって頂いていますが、最初のギターを選ぶ際に、フォークギター(アコースティックギター)、クラシックギターの間での選択に迷われる方が多いようです。以前の記事に各種ギターの違いについて簡単に書きましたが、今回はもう少し詳しく踏み込んでみます。

選ぶ最初のポイントは、まず音色の好みだと思います。おそらく両ギターを比較したとき、まず気付くのは、弦の素材による音のキャラクターの違いでしょうし、やはり音色が気にいらなければ長続きさせることはむずかしいでしょう。フォークギターは鉄弦により、きらびやかな音色、クラシックギターはナイロン弦により、やわらかな音色という具合です。また、鉄弦はナイロン弦よりもサステイン(音の伸び)が長いという特徴があります。

それから、次に重要なのは演奏性です。フォークギターは非常に形状の豊富な楽器ですので、一概には言えませんが、一般的に演奏性はクラシックギターとはかなりの違いがあります。まず、フォークギターの張力の強い鉄弦にくらべると、クラシックギターの持つナイロン弦は柔らかいため、若干抑える力が少なくて済むようです。

しかし、それ以上に異なる演奏性をもたらすのは、ネックの形状(特に太さ)です。フォークギターはプレクトラム(ピック)でかき鳴らされるように弾かれる事が多いのに対し、クラシックギターはほとんどの場合、指によって弾かれています。そのような演奏スタイルに応じて、一般的に、フォークギターはネックが細めに、クラシックギターは太めに設計されています。特に指の短い人にとっては、太いネック(クラシックギター)は細いネックに比して、若干多くの技術的な厳格さを要求するかもしれません。

このネックの形状の違いによって、あるギターから別の種類のギターに持ち帰る場合には、若干の違和感をもたらすようです。持ち替えの困難さは、太いネックから細いネックに移行する場合よりも、細いネックから太いネックに持ち替える場合、つまりフォークギター(あるいはエレキギター)からクラシックギターに持ち替える場合に、より多く起こっているようです。それには色々な原因が考えられます。例えば、フォークギターでは左手で握りこむようなフォームを取ることがありますが、ネックの太いクラシックギターではその様なフォームはまず不可能であり、このような場合に「ひきにくい」と感じられる場合があるようです。

ところで、以前の記事で書いた、レッスン用に導入したフォークギターは、形状的に非常にクラシックギターに近い楽器です。鉄弦であることを除けば、太いネックと、それから小さなボディを持っていて、クラシックギターとの演奏性が非常に近く、元々クラシックギターを弾いていた私にとって、持ち替えにはほとんど違和感がありません。ただし、元々一般的なエレキギターやフォークギターを弾いている方は違った感じを受けるであろうと思います。

さて、楽器の種類によって、演奏されるスタイルやレパートリーに違いがあるのでしょうか?ギターのスタイルやレパートリーは常に発展・拡張しているので、各自それぞれの力で、何ができるのか、何ができないのかを探求して頂きたい部分です。ただ、前にも書いたように、クラシックギターは、右手の指で弾いて演奏されるのに最適にデザインされていますので、複数のパートを同時、かつ繊細にコントロールする必要のある、例えばクラシックギターの楽曲などに向いています。勿論、弦間の狭いアコースティックギターでも、様々なプレイヤー達によって証明されているように、指による奏法も可能ですが、各指のコントロールにおいて、さらにシビアな楽曲(ex.クラシックギターのために書かれた曲)を演奏するには幾分困難が伴うかもしれません。

22 Oct 2015

除湿機

湿気の多いイギリスのこの季節、ギターやピアノをはじめ、色々な楽器を置いているOTONOKI音楽教室にとっては悩みのタネです。

木材で出来ている楽器は、やはり湿気の影響を受けます。木材が水分を含むと鳴りは悪くなり、特にギター等の楽器にとっては、影響がてき面です。皮を張っている楽器などはまったく使い物になりません。

そういうわけで、最近、教室内に除湿機を導入しました。中々快適に働いてくれています。



ヨーロッパ・イギリス向けに製品を売っているメーカーの製品ですが、取扱説明書には何故か、日本のふすまの様なイラストが描かれていました。




— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室 (ロンドン)

9 Oct 2015

アコースティックギターを導入致しました

フォークギター(アコースティックギター)をお持ちになられる生徒が急に増えてきたこともあり、OTONOKI教室に新しくフォークギターを置くことにしました。基礎的技術の考え方はどのギターでも変わりませんが、特に音楽的内容が少し高度になってくれば、やはり同種のギターでレッスンをするほうが生徒の理解が進むのは間違いありません。

ところで、ギターの体験レッスンで最も頻繁に受ける質問に「まずはどのギターを買えばいいのか?」というのがあります。エレキとアコースティックの境界ははっきりしているので比較的迷わないようですが、フォークギターとクラシックギターとの間では悩まれる方が多いようです。そのお気持ちはとても良く理解できます。どちらも同じアコースティック楽器とはいえ、それぞれ全く異なる演奏性、音色、音楽的特性をもっています。

以前ギターの種類について簡単に書きましたが、百聞は一見に如ずです。まずはレッスンで2つのギターを聴き比べて、あるいは実際に弾き比べて、その響きの違いを確かめてください。自分の音楽的感性にあったギターを見つける助けになるかもしれません。




— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター教室 (ロンドン)

2 Oct 2015

Music Picnic 2015 ピアノ発表会のCD

大変おまたせいたしましたが、ようやく夏に行われたピアノ発表会のCDが完成致しました!膨大な作業のため少し時間がかかりました。二枚組で全部で66曲、今回のアートワークはTNちゃんにお願いしました。ご希望の方はレッスンの際にお渡し致しますのでお楽しみに。



8 Sep 2015

ソルフェージュのレッスン

ソルフェージュのレッスンを受けられるようになりました。今までは、差し当たって必要であると判断した生徒にのみ、視唱、リズム打ちや聴音の課題を楽器やセオリーのレッスン内に取り入れて行っていましたが、それだと肝心の楽器やセオリーがおろそかになってしまうため、それとは別に独立した時間を設けることにいたしました。

ソルフェージュのみのレッスン(グループ)も特定の時間枠で承っていますが、楽器のレッスンを受けている人は、レッスンを延長する形で受講出来、お値段も大変お得になっています。

レッスンは視唱(singing)と書取り(dictation)の2つの軸を中心にすすめていきます。

・視唱

楽譜を読みながら、ドレミで、正確な音程、リズム、表情を付けて歌えるようにする訓練です。はじめて見る楽譜を見て、音をだす前に音楽をイメージ出来る能力を身につけます。

・書き取り

音を楽譜に書き起こすことを通して、楽譜と音を結びつけます。音の長さや高さの把握、音感の向上を目指します。

レッスンをおすすめするのは、ほぼ全てのレベルの生徒ですが、特に次の様な方におすすめします。

・楽譜をより早く読めるようにしたい人(初見能力の向上)
・楽譜をより正確に読めるようにしたい人(読譜能力の向上)
・リズム感を向上したい人
・表現豊かに演奏出来るようになりたい人
・グレード試験の受験(特にオーラル対策)、またはセカンダリー・音楽大学等の受験を考えている人
・より高いレベルの演奏を目指す人

グレード試験でのオーラル対策等を行っていると、普段からソルフェージュ等をやっていればできるであろう問題が多い事に気づきます。勿論試験対策のレッスンも致しておりますが、試験問題を繰り返し行なう事により、問題そのものに慣れることはできるものの、音楽能力の根本的な向上にはあまり貢献しないように思えます。

また、音楽の道に進むことを少しでも考えている人にはソルフェージュは必須でしょう。少なくともソルフェージュの訓練無しにクラシックの音楽をするのは、おそらく不可能だと思います。

ところで、絶対音感をつけたいという要望や、それに関する質問を受けることがあります。ソルフェージュ訓練で精度の高い絶対音感を身につける事も可能ですが、レッスンの最終目的は絶対音感の獲得ではありません。音にはピッチ以外にも沢山のアスペクトがあります。音に対して鋭敏になるということと、絶対音感をつけることは必ずしも同一ではありません。ついでに言えば、古楽演奏や合唱等の盛んなイギリスでは絶対音感はあまり評価されていません。大学(ギルドホール音楽院)時代、ストリングのクラスで絶対音感を持っていたのは留学生のうち半分位でした。勿論、絶対音感保持と演奏のレベルとは全く無関係です。

— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター教室 (ロンドン)

29 Aug 2015

ギターの種類

ギターは、大変種類の多い楽器です。ギターをはじめてみたいと思う方でも、まずどの楽器を買っていいのかと、途方に暮れる方もいらっしゃるかもしれませんね。今回はそういう方を対称に、ギターの種類について説明してみます。

・エレクトリックギター&アコースティックギター

まず、ギターはエレクトリックギターとアコースティックギターに大きく分けることが出来ます。エレクトリックギターは音を電気的に増幅することを前提に設計されたギターです。従って、音をだすためにはアンプを必要とします。逆にアコースティックギターは外部に、そのような特別な増幅装置を必要としません。生音をだす、「生ギター」と呼ばれることがあります。特にバンド等に加入する予定もなく、ギターを一本だけ、という場合は、気軽に弾けるアコースティックギターが良いかもしれませんね。


(エレクトリック・ギター)


・クラシック・ギター&フォーク・ギター

アコースティックギターはさらに、クラシック・ギターとフォーク・ギターに分けることができます。これらの楽器の大きな違いは、まず弦に使用されている素材です。素材の違いによって音色が大きく異なります。クラシックギターはナイロン弦が使われ、やわらかな音色が出るのに対し、フォークギターではスチール弦が使われ、きらびやかな音色がします。

(クラシック・ギター)

クラシック・ギターとフォーク・ギターでは、演奏できるレパートリーに違いはあるのでしょうか?両者ともに、お互いのレパートリーはある程度カバーすることができます。ただし、演奏性や奏法等に多少の違いがあります。クラシックギターはネックが太く弦間を広めにとってあり、右手は指で弾くのに向いています。特にクラシックの独奏曲等、複数のパートを一人で演奏するようなスタイルでは、コチラのほうが良いでしょう。逆にフォークギターの弦間は一般的に狭いものが多く、特にそのような機種はピックを使ったコード伴奏や単旋律などにむいているかもしれません。

(フォーク・ギター)

以上、大雑把な説明です。その他、詳しくはレッスン時などにお尋ねください。

補足:フォークギターの事をエレキギターに比較してアコースティックギターと呼ぶことがあります。クラシックギターも他にガット・ギターやスパニッシュギターと呼ばれることがあります。

— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター教室 (ロンドン)

3 Aug 2015

アフガニスタン産の絨毯

 OTONOKI音楽教室のある北ロンドン、ノースフィンチリーにはアフガニスタンの方が経営されている絨毯屋があります。色とりどりの絨毯がところ狭しと並ぶお店、今までは、隅に置かれた小物等をちらりとながめるのに、時々寄っていましたが、先日ついに!念願のアフガン産の絨毯をレッスン室用に購入いたしました。今週からはすこし違った雰囲気の中で、レッスンを楽しんで頂けます♪


 このような絨毯は工場生産とは違い、一枚一枚手作りなので、一枚として同じものがありません。だから、ぶらりと入ったお店で一枚の絨毯に出会うのは一期一会、とても貴重なことなのです。偶然にちかいたくさんのきっかけが重なって、人の手を渡り、そこにやって来たのでしょう。人に出会うのもきっとそれと同じ、教室に来てくださるひとりひとりとの出会いを大切にしたいものです。

*横たわっている楽器はイランのドタール

26 Jul 2015

ウクレレ・コース

もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、Otonoki音楽教室では、しばらく前からウクレレのレッスンを行っております。

何かはじめてみたいけれど、音楽って…楽器って難しいのでは…とちょっと尻込みしているような方におすすめできます。ウクレレは、小さくて場所も取らず、気軽にはじめられる一方で、様々なレパートリーを持つ非常に奥の深い楽器です。楽譜の読み方からはじまり、メロディー、コード伴奏、そしてソロ・レパートリーまで習得することを目指します。

以前別の所で習っていたけれどついていけなくて…、あるいは、単なる歌の伴奏よりも少し違ったことをやってみたい、もう少し深く楽器や音楽の事を理解したい…、そんな悩める経験者の方にも最適のコースです。ここが、きっと「自分の音楽」を見つけられるきっかけになると思います。

ご興味のある方は是非一度体験レッスンにいらしてください。

24 Jul 2015

グレード試験 summer term 2015

この時期は学校や発表会等で忙しいので、グレード試験を受験を受ける人はすくないのですが、今タームは、セオリー2名、ピアノ1名の計3名がグレード試験を受験し、無事に全員が合格しました。おめでとうございました!3人共忙しく、限られた時間内でのレッスン・勉強でしたが、結果は大変素晴らしく、今までコツコツとやって来た力が発揮できたのかなと思います。特に審査員の裁量で点数が変化する楽器の試験とは違い、セオリー(5)で90点以上を取るのは中々大変だったと思います。最近少しづつ高グレードに挑戦する生徒が増えて来ました。教える方も気を引き締めて行きたいものです。

— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター教室 (ロンドン)

20 Jul 2015

Music Picnic (ピアノ発表会) 2015 終了!

毎年夏の恒例となっている、Music Picnic(ピアノ発表会)が終了しました。今回は25名の生徒が出演しました。出演者数としては昨年と同じですが、演奏者の力量に合わせて曲のサイズも長くなったせいもあり、前後半で3時間近くの大規模なコンサートとなりました。主催する側としては、全体のレベルが年々高くなって来ているのを感じ、これからどうなるか、とても楽しみです。

保護者の方々、食事の準備から後片付けまで、色々とご協力とご配慮を頂き心より感謝致します。おかげさまで今年はさらにスムーズにコンサートを進める事ができました。皆さまの心に残るコンサートになって頂けていればうれしいです。

今週から夏休みに入られる方、楽しいホリデーをお過ごし下さい。レッスンを継続される方、気持ちをリフレッシュしてまた新しい目標にむけて頑張りましょう。



— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター教室 (ロンドン)

21 Jun 2015

勉強会第ニ回「バッハについて」

5月の26-27日、2回目の勉強会を行いました。2回目のテーマは「バッハについて」でした。今回も沢山の生徒に参加いただき、2日に分けて行いましたが、逆に人数が多すぎて大変(!)でした。

今回もモーツァルトの回と同様に、作曲家の自筆譜を見て、出版譜等からは読み取れない部分に触れたり、コラールを基にした簡単な創作作業を行いました。作品をただ遠くからながめるのではなく、作業を通して、より作曲家の体験に近づいて考えてみることが、音楽の理解を一歩進めるのではないかと考えています。

内容

・バッハってだれ?
・ヨハン・ゼバスティアン・バッハ — いつ、どこのひと?
・どんな曲をかいたの?
・バッハの鍵盤曲
・バッハの曲のとくちょうは?
・自筆譜をみてみよう
・バッハはどんな影響を与えたの?
・コラールの旋律を書いてみよう


※今回参加できなかった方も下記リンクから資料をダウンロードして頂けます。(パスワードを知らない方はお問い合わせください)

http://otonoki.net/extra-material/documents/


— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター教室 (ロンドン)

24 May 2015

メロディカ・クラブ コンサート終了

発足から1年半がすぎた、メロディカ・クラブ(鍵盤ハーモニカクラブ)の初コンサートは無事終了しました。予想以上に多くの皆様にご来場いただき、大変ありがとうございました。またやってほしい、次はいつするのか等、激励の言葉もいただき、また次回のコンサートに向けて頑張ろうと思います。メンバーも随時募集していますので、参加したい方はご連絡ください。

コンサートに来てくださった方がブログに写真をアップされていました。
ありがとうございました。
http://lamsophia.exblog.jp/24510328/


メロディカクラブコンサート

ホーリー・トリニティ・イースト・フィンチリー教会
5月17日(日)

プログラム:

Part I

  1. Irish Jigs — アイルランド伝統曲
  2. コンドルは飛んでいく — ダニエル・アロミア・ロブレス
  3. Canzon I ‘La Spiritata‘ — ジョヴァンニ・ガブリエリ
  4. ジュピター — グスタフ・ホルスト
  5. 海の見える街 — 久石譲
  6. やさしさに包まれたなら — 久石譲


Part II

  1. ロンド — ヘンリー・パーセル 
  2. パストラーレ — イゴール・ストラヴィンスキー
  3. A Bird Flying over Mountains — 小嵐龍輔
  4. デサフィナード — アントニオ・カルロス・ジョビン
  5. 風をあつめて — 作詞:松本隆 作曲:細野晴臣
  6. Our Love is Here to Stay — ガーシュウィン
  7. グリーンスリーヴス — イギリス民謡

 (By All)

  1. 彼は海賊 — クラウス・バデルト
  2. ジムノペディ I — エリック・サティ

4 May 2015

サズ・バーラマ (トルコの楽器)

OTONOKI音楽教室では、ピアノ、鍵盤ハーモニカ、ギターのレッスンをしていますが、実はレッスンで使用するもの以外にも様々な楽器をおいています。



こちらの楽器はサズというトルコの楽器です。OTONOKI音楽教室にはどういう訳だか三本もあります!サズは色々な種類やサイズのものがありますが、一番普及している通常のものは、バーラマ(Bağlama)と呼ばれてます。バーラマとはトルコ語で結ぶという意味ですが、これはフレット(棹に巻き付いている線の部分)が結ばれていることに由来します。バーラマは通常7本の弦が張られています。ただし、それぞれ一本ずつ弾くのではなく、同音、あるいはオクターブに調弦された弦2・3本を一つのセットとして同時に弾きます。ちなみに日本には3本の弦が張られた三味線という楽器がありますが、サズと三味線は、祖先が同一であると考えられています。

サズは色々と面白い特徴を持つ楽器です。専らヨーロッパの音楽をやっている人にとっては、1オクターブを12半音で等分割されていないのは面白いポイントの一つかもしれません。現代のバーラマは、一オクターブ内に等分割でない17の音程をもっています。つまり、半音よりも狭い音程を持っているということです。このような音程を西洋音楽の言葉では、微分音程(microtone)と呼びますが、この微妙な音程が独特の音響やムードを生み出します。



写真はErol Parlakというサズ奏者の教本からの1ページです。微分音程には様々な表記の方法がありますが、サズの場合は#シャープやフラットの隣に数字2・3を添えて表記されるのが通常です。五線の下にある数字は弦を押さえる左手の指番号を表し、上にある様々な記号は弦の弾き方を表しています(様々な弾弦法を駆使するErol Parlakさんの発明した記譜法です)。教室には何度もトルコを訪れて持ち帰ったサズの楽譜が大量にありますので、興味のある方はレッスン時にどうぞご覧になって下さい。

— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター教室 (ロンドン)

22 Apr 2015

Melodica Club Concert

5月17日にメロディカ(鍵盤ハーモニカ)クラブのコンサートを行います。プログラムはルネサンス、バロック、クラシック、ジブリ、ジャズ、ボサノバ等バラエティに富んだものになる予定です。大人も子供も一緒に楽しめる内容になっておりますので、是非お越しください。

料金:無料 (寄付制) ドリンク付
未就学児入場不可(5歳以上対象となっております)

日程: 17th May 2015 (SUN)  14:00 - 16:00
場所: Holy Trinity East Finchley Church
Church Lane, East Finchley
London N2 0TH

出演者:メロディカ・クラブ—Ayumi, Ryusuke, Rika, Yumiko, Satomi (Melodica, Guitar, Vocal)

お問い合わせ:ukmelodica@gmail.com

 — Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター教室 (ロンドン)

19 Apr 2015

グレード試験の結果

3月に7人の生徒がピアノやセオリーのグレード試験(ABRSM)を受験しましたが、全員が無事合格しました。おめでとうございました!

審査員によって採点の仕方やポイントに多少の差異は有りますが、概ね予想していた結果には近いように思います。ディスティンクションやメリット等と言った大まかな評価に嬉憂するよりも、今回試験を受けることではっきりしてきた各自の課題・問題点を今後がんばれると良いと思います。

 — Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター教室 (ロンドン)

11 Apr 2015

勉強会第一回「モーツァルトについて」

Otonoki音楽教室では、1月か2月に1度、定期的に勉強会を開く事にいたしました。知識の不足をカバーしたり、音楽の違った見方を通して新しい発見をすることを目的に、普段のレッスンでの限られた時間内ではできないような内容を取り上げて行く予定です。

第一回目の勉強会は、「モーツァルトについて」でした。思っていたよりも多くの生徒に参加して頂きました。1時間という短い時間内でモーツァルトについて語り尽くすのはもちろん不可能ですが、ひと通りの説明、音楽を聞いたり、ウォルフガングやレオポルド(父)の自筆譜を見たり、「音楽の遊び」KV516を使ってみんなで作曲体験をするなど、かなり中身の濃い勉強会になったと思います。この勉強会が、モーツァルトの音楽について興味をもったり、創作等のきっかけになってくれればと思います。

勉強会第一回「モーツァルトについて」

内容:

・モーツァルトってだれ?
・いつ、どこのひと?
・どうして有名なの?
・どんな曲をかいたの?
・モーツァルトの曲のとくちょうは?
・モーツァルトの鍵盤(けんばん)曲について
・何のために作曲したの?
・どうやって作曲したの?

「音楽の遊び」KV516


※教室に通われている方であれば、今回参加できなかった方も下記リンクから資料をダウンロードして頂けます。(パスワードはお問い合わせください)

http://otonoki.net/extra-material/documents/


 — Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター教室 (ロンドン)

28 Mar 2015

ストリートピアノ「Play Me, I'm Yours」

ロンドンの街の中で’Play Me, I’m Yours’と書かれたピアノが置かれているのを見たことがある方はいらっしゃるでしょうか。あれは実はアーティスト、Luke Jerramさんの発案したプロジェクトで、誰でも自由に弾いて良いピアノです。

Jerramさんはコインランドリー通いでの経験からこの作品の着想を得ました。コインランドリーで毎週同じ人に会うのだけれど、誰もお互いに話したりしない。それを見て、街のなかに、定期的に沈黙の時間を他人と過ごしている、そのような見えないコミュニティーが何百もあるに違いないと気づいたそうです。そんな中にピアノを置くことで対話の触媒として働かせる、そして空間の力学を変えることでこの問題の解決をする、そのような意図がありました。ロンドンのような大きな都市では毎年何百ものピアノが捨てられてしまうそうなのですが、そのようなピアノをリサイクルして使っているのだそうです。ちなみに私(小嵐)は2009、2010年頃に大学に通っていた頃、シティーの通学路で何度か見かけました。今では他の国にも広がって、世界の様々な都市に置いているそうです。もしどこかで見かけたら是非弾いてみてくださいね。

Play Me, I’m Yours/




 — Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター教室 (ロンドン)

24 Mar 2015

英国の人気クラシック曲 「Classic FM Hall of Fame 2014」

イギリスにクラシック音楽専門のラジオ局 Classic FMというのがあります。毎年Classic FMは、クラシック曲の中でも最も人気のある300曲をリスナーの投票によって選ぶ、Hall of Fame(栄誉の殿堂)というのを行っています。下記のリストは2014年のものですが、毎回多少の順位の上下はあれど上位に選ばれる曲は大体同じようです。選ばれる曲にはイギリスの作曲家の曲が多く、中には日本では全く聞かれないかもしれない曲もあるかもしれませんね。リストの中に一名だけ、イギリス人作曲家、有名作曲家に混じって日本人の植松伸夫さんという作曲家の方が高ランクインしています。植松さんはランキングにも入っていますが、特にファイナルファンタジーというゲームの音楽を担当している事で有名です。ゲーム音楽は性質上、映画音楽等と同様に、様々なスタイルで作られることを要求されますが、植松さんは色々な音楽の中でもアイリッシュやケルト音楽のビッグファンであり、その要素をうまく使っている、その辺りがイギリスで人気がでる理由かもしれませんね。

Classic FM Hall of Fame 2014

1. ヴォーン・ウィリアムズ, レイフ - 揚げひばり
2. セルゲイ・ラフマニノフ – ピアノ協奏曲第2番
3. ヴォーン・ウィリアムズ, レイフ - トマス・タリスの主題による幻想曲
4. ベートーヴェン, ルートヴィヒ・ヴァン - ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
5. モーツァルト, ウォルフガング・アマデウス - クラリネット協奏曲
6. エルガー, エドワード:エニグマ変奏曲
7. 植松伸夫:ファイナルファンタジー ※ゲーム音楽
8. ベートーヴェン, ルートヴィヒ・ヴァン – 交響曲第6番 「田園」
9. アレグリ, グレゴリオ:ミゼレーレ
10. ベートーヴェン, ルートヴィヒ・ヴァン – 交響曲第9番 「合唱付」
11. エルガー, エドワード - チェロ協奏曲
12. ジェンキンス, カール - 武装する男
13. ブルッフ, マックス - ヴァイオリン協奏曲第1番
14. ホルスト, グスターヴ - 惑星 (組曲),Op.32
15. バーバー, サミュエル - 弦楽のためのアダージョ Op. 11
16. チャイコフスキー, ピョートル - 序曲「1812年」
17. ソウル, ジェレミー - エルダースクロールズ ※ゲーム音楽
18. パッヘルベル, ヨハン - カノン
19. ベートーヴェン, ルートヴィヒ・ヴァン – 交響曲第7番
20. ドヴォルザーク, アントニン - 交響曲第9番 ホ短調 作品95『新世界より』

 — Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター教室 (ロンドン)

19 Mar 2015

子供たちに人気の楽器

子供の習い事として音楽を選ぶ人は多いですが、一体どのような楽器が人気があるのでしょうか?BBCの2014年のこの記事によれば、5歳から14歳の子供を対象に、弾ける楽器について尋ねたところ次のような結果になったようです(ABRSMの調査による)。

Top instruments 2014

  1. Keyboard 30%
  2. Piano 28%
  3. Recorder 28%
  4. Classical guitar 20%
  5. Drum kit 14%
  6. Electric Guitar 13%
  7. Violin 12%
  8. Percussion 6%
  9. Bass Guitar 5%


キーボードをトップに、ピアノとリコーダーが並び、そしてクラシックギターと続きます。尚、BBCの同記事のタイトルは「Electric guitar overtakes violin in music lesson boom」ですが、2014年にはバイオリンよりもエレキギターを学んでいる子供の割合が上回ったようです。(1999年にはバイオリンは2%、エレキギターは1%だったそう)。

 — Otonoki Music School 音の木音楽教室 (ロンドン)

16 Mar 2015

スケール (音階)の話 1

標準的なピアノには88もの鍵盤があり、それぞれの鍵盤には異なる高さの音が半音刻みに割り当てられていますが、作曲家が一曲の中で、これら全ての鍵盤をまんべんなく使うというのは大変稀です。作曲家は任意に厳選した音の集合から、メロディーやコード等の音楽素材を作り、それらを配置します。この「厳選された音の集合」には、習慣的によく使われてきたものとして、例えばメジャー/マイナー・スケールがよく知られています。古典期の音楽は、もっぱらメジャー/マイナー、この2タイプの集合から取られた音の組み合わせで作られていました。ロマン派の時代になると、それから更に使っている素材は増えますが(半音階的拡張)、あくまでもメジャー/マイナー・スケールの骨格は保ったままで、その周りを彩る形で音は追加されています。一方19世紀の終わり〜20世紀前半くらいになると、メジャー/マイナー・スケールの響きに「飽きた」作曲家たちは、異なる音集合を探求し、使用するようになります。

ところで、楽器習得にはスケール練習と言うものが必ずつきものですね。スケールを練習するというのは、単に指を鍛えるというような事以外にも、読譜力、サイトリーディングの能力を向上させる効果があるでしょう。サイトリーディングでは最初に調号をみて、どこの音に変化記号(シャープやフラット)が付いているのかを考えます。経験の少ない場合、弾くたびにいちいち一つ一つの音に対して、変化記号が付いているかついていないかの確認をしなければいけませんが、もしスケールを充分に練習していれば、そのキーのなかでよく使われる音から殆ど使われない音まで、頭のなかで瞬時に階層化し、判断できるようになるでしょう。

 — Otonoki Music School 音の木音楽教室 (ロンドン)

14 Mar 2015

大人のレッスン

たまに「ピアノは大人には教えないのでしょうか?」とご質問を受けます。確かにOTONOKIにいらっしゃるピアノの生徒は子供が多いのですが、実際大人の方で通われているかたもいらっしゃいます。なので安心してレッスンを受けにいらしてください。一方ギターはというと、何故か大人の方の方が多いようですね。

ところで、子供に習い事として音楽を選ばれている方は大変多いようですが、習わせている方自身が音楽をするのをほとんどみかけないのは、ちょっと不思議な気がします。子供は親の背中を見て育つといいますが、一番側にいるご両親自身が、普段どのように音楽と関わっているかということが、それぞれのお子様の音楽とのつきあいかたに大きく影響をするのだとおもいます。実際に上手くなっている生徒を見ていると、生徒自身だけでなく、ご両親やその周囲が音楽が好きで積極的な関わりを持っていることが多いです。子どもに音楽の楽しさ、面白さ、尊さ等を伝える一番よい方法は、おそらく大人自身が音楽作りや演奏に積極的に参加することを見せてあげることではないかとおもいます。


 — Otonoki Music School 音の木音楽教室 (ロンドン)

8 Mar 2015

Music Picnic Volume II - 合奏CD


おまたせいたしました!12月に行った生徒等による、アンサンブル・コンサートのCD、「Music Picnic Volume II 」がようやく完成いたしました。参加者の方はレッスンの際に受け取ってください。前回のアンサンブルに比べると今回は曲数も増えて、編集作業ががなかなか大変、時間がかかりました。去年に比べて出来るだけ良いマイクを使ったり、録音の仕方を少し工夫したので、曲によってはなかなか質の高いものになっていると思います。色々な楽器の組み合わせがあるし、録音する条件も色々と限られているので、全ての曲を完璧に録るのは大変難しいのですが、次回もさらに質をあげるべく頑張って行きたいと思います。今回もアートワークは島村心寧ちゃんによるものです。素敵な絵をどうもありがとうございました。

関連記事:
Music Picnic アンサンブル・コンサート in 2014 (CDに含まれる曲目等)

 — Otonoki Music School音の木音楽教室 (ロンドン)

5 Mar 2015

ウェブサイト・デザインの変更 オーラルの課題について

ウェブサイトのデザインを少し変更しました。

グレードに関する情報ページを追加しました。

オーラルのエクストラ課題の入り口は、上のメニューの方にございますので、チェックしてみてください。ちなみにエクストラ課題は教室に通われている方であれば、誰でも無料でご利用できます。使用してみたい方はパスワードを教えますので、お問い合わせください。

ところで、Aural 1、Aural 2の課題はセカンダリースクールの音楽受験をされる生徒のために作ったものですが、グレードやソルフェージュ能力を向上したい方も使用して頂けます。

Aural 1の方は記憶して歌う課題です。書き取りにも使ってみてください、音と楽譜を結びつけるのに大変有効です。レベル的には最初グレード4,5で始まり、最後の方は音楽受験のレベル内容を超えるものになっています。もしそれらができれば受験でも余裕だと思います。

Aural 2の方には複旋律の課題をおいています。2パート、3パート、4パート、それからバッハのコラールと、段々と声部や使用音程等を増やし、徐々に複雑にしています。使い方としては、指定された拍子記号や調号に従って、五線譜に全ての音を、声部毎に書き取ってみてください。音楽受験では和音に含まれる音の数を当てるという問題がありますし、ハイレベルのグレードのオーラルでは、複声部の曲を声部毎に分離して聞き取る能力を要求されます。多声部の書き取り訓練によって、沢山の音の中の一部分にフォーカスしたり、声部を分離して聞くことのできる耳を育てることができ、受験やグレード試験のよい準備になるでしょう。また、多声で複雑に入り組んだ曲を弾く際の基礎力にもなりますので、試験を受けられない方も是非挑戦してみてください。

 — Otonoki Music School音の木音楽教室 (ロンドン)

1 Mar 2015

ABRSM Piano Exam Pieces Grade 3 (2015-16)

さらに、ABRSMのピアノのグレード試験の曲 (Grade 3、2015-2016年)をYoutubeにアップロードしました。参考にお使いください。

  

  1. Clementi - Allegro: 1st movt from Sonatina in C, Op. 36 No. 1
  2. J. Clarke - The Bonny Gray Ey’d Morn
  3. D. Scarlatti - Minuet, Kp. 40 (L. 357)
  4. Carroll - A Stormy Coast: No. 7 from In Southern Seas
  5. Rebikov - Pastushok na svireli igraet (The Shepherd Plays on his Pipe), Op. 31 No. 8 
  6. Trad. Spanish - Ya se murió el burro (The Donkey has Died), arr. Barratt
  7. Franklyn Gellnick - Moody Prawn Blues 
  8. Nikki Iles - Cotton Reel
  9. Philip Martin - Jack is Sad: from Jack be nimble, Jack be quick...

 — Otonoki Music School 音の木音楽教室 (ロンドン)

19 Feb 2015

ABRSM Piano Exam Pieces Grade 2 (2015-16)

引き続き、ABRSMのピアノのグレード試験の曲(Grade 2、2015-2016)もYoutubeにアップロードしました。参考程度にお使いください。

 


  1. Handel - Impertinence, HWV 494
  2. Schale - Minuet in C
  3. Vanhal - Cantabile: 1st movt from Sonatina No. 4 in G, W.XIII:125 (turns optional)
  4. J. Ferrer - Sérénade espagnole (Spanish Serenade), Op. 34, arr. Waterman and Harewood 
  5. Vitalij Neugasimov - Lullaby: from Pianoheads Collection 2
  6. Schumann - Gukkuk im Versteck (Hide-and-Seek): from Album für die Jugend, Op. 68
  7. Johnny Mercer - I’m an Old Cowhand, arr. Iles
  8. B. Hummel - Prelude: No. 1 from 10 Klavierstücke für Kinder, Op. 56b (observing repeat) 
  9. Kaneda - Gachou no Koushin (March of the Geese)


 — Otonoki Music School音の木音楽教室 (ロンドン)

ABRSM Piano Exam Pieces Grade 1 (2015-16)

ABRSMのピアノのグレード試験の曲(Grade 1、2015-2016)をYoutubeにアップロードしました。参考にお使いください。

 

  1. Clementi - Arietta: Lesson 5 from Op. 42
  2. Haydn - Minuet in G: No. 2 from 12 Minuets, Hob. IX:3
  3. Trad. English - The Lincolnshire Poacher, arr. Davies
  4. Gurlitt - Das Schaukelpferd (The Rocking Horse): from Technik und Melodie, Op. 228, Vol. 1
  5. Knut Nystedt - Løvet faller (Falling Leaves): from Barnebilder 
  6. Trad. Catalan - El cant dels ocells (The Song of the Birds), arr. Marshall
  7. Stephen Clarke - The Giant’s Coming
  8. Stephen Duro - Calypso Joe: No. 9 from Finger Jogging Boogie
  9. Eben - Na krmítku (Bird at the Feeding Box): No. 19 from Svet malých


 — Otonoki Music School音の木音楽教室 (ロンドン)

11 Feb 2015

ABRSMグレード試験の映像

ABRSMが各種グレード試験が実際にどのように行われるのかを映像で公開しています。特にグレードを初めて受験される方は、チェックしてみてください。オーラルのパートが特に参考になると思います。映像はピアノですが、その他楽器も同様の手順にて行われます。

 Grade 1



Grade 5



 — Otonoki Music School音の木音楽教室 (ロンドン)

6 Jan 2015

新年のご挨拶

2015年、あけましておめでとうございます。旧年中はいろいろとお世話になり、ありがとうございました。 本年もどうぞよろしくお願い致します。

本年も楽しく質の高いレッスン、さらなる面白い企画を考えて行きたいと思っております。レッスンは本日6日から始まりますので、みなさん張り切っていきましょう!