2017/10/31

ウクレレ・レッスンの料金改定のお知らせ

2017年11月1日よりウクレレ・レッスンの料金が変更になります。今までウクレレレッスンは、気軽に楽器に触れて頂けるようにと、他のレッスンに比べてすこし安い値段設定にて行っておりましたが、昨今の物価上昇などによって、レッスンに関わる諸費用等も上がり、今までの価格設定では難しくなってきました。誠に勝手ではございますが、11月以降は、下記のようにピアノ、ギター、セオリーレッスンと同料金とさせていただきます。

ウクレレ・レッスン通常料金(毎週コース=月3回以上)
30分=£20
45分=£25
1時間=£30

隔週レッスン(月2回以下のレッスン)につきましては、今までの料金システム同様、通常料金に加えて一回のレッスンあたり£5増になります。ただし30分レッスンに関しましては、コースによる区別は設けてはおりません。月に受講される回数にかかわらず、一回あたり£20となります。

皆様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、何卒、ご理解の程、宜しく申し上げます。


— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室

2017/10/28

合格発表!

セカンダリースクールの受験(アプティテュードテスト)対策で、オーラルのレッスンを受けられていた双子ちゃんが、揃って志望校に無事合格したとのお知らせを受けました。超人気校で倍率も高かった上、試験時には予期せぬトラブルもあったために、一時は合格困難かとも思いましたが、結果はなんと上位で合格だったようです。おめでとうございます。春休み・夏休みに行った特訓の甲斐もあったということでしょうか、とにかくよくがんばりました。

教室からは毎年1、2人ほど、音楽受験される方がいらっしゃいますが、受験の為のレッスンというのは特に気を使います。生徒によって苦手な部分が違うため、それぞれに合わせて合格するための必要だと思われるカリキュラムをかんがえています。

アプティチュードテストは学校によって内容に差異がありますが、どの学校の試験にせよ、問われている能力は、一朝一夕には身につけることはできません。試験の一月前等にたずねて来られる方もいらっしゃいますが、それまでにソルフェージュ等の専門的訓練をされたことが無いとしたら、短期間で点数を伸ばすのはほとんど不可能です。模擬試験問題をひたすら繰り返すしか方法はないですが、そのやり方には限界があります。将来受験等を考えている方は、日頃から地道に「基礎トレーニング」を積むのが良いと思います。

2017/10/23

Youtubeチャンネルを開設しました

音の木音楽教室のyoutubeチャンネルを開設しました。今のところ、過去のコンサートの動画などをいくつかのせているだけですが、今後もさまざまな動画を公開していく予定ですので、ぜひご閲覧、ご登録くださいませ。

Otonoki Music School Youtube チャンネル 

2017/10/18

作曲家の肖像画

昔、学校の音楽室の壁に作曲家の肖像画が貼られていた記憶を持つ人はいらっしゃると思います。音の木教室でも、様々な作曲家の顔を覚えてもらえたらと思い、肖像画を壁に貼っているのですが、先日とある男の子の生徒が、レッスンを待っている間に、その肖像画を真似て、教室に置いてあるホワイトボードに描いていました。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ


ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト


ベラ・バルトーク


アントン・ヴェーベルン
他の生徒に塗り絵にされてしまいましたが…



いかがでしょうか。なかなかよく描けていて感心してしまいました。実は、ストラヴィンスキー等、他にもいくつか傑作を描いてくれたのですが、写真を取る前に誤って消されてしまいました!残念です。

ところで、これを何人かの大人の方に見せてみたのですが、意外と誰が誰なのかわからないようです。読者の皆さまはわかったでしょうか?


ロンドンで音楽をはじめましょう— Otonoki Music School 音の木音楽教室

2017/10/07

ピアノを習えば楽譜が読めるようになるの?

ピアノを習えば楽譜が読めるようになる、という事を耳にすることがあります。また、そのなのかと質問を受けることがあります。実際、ピアノを子供に習わせられる親御様の中には、ピアノそのものの学習よりもそちら、つまり読譜力の向上を期待して習わせる方もいるようです。

他の先生方からもお話を聞いたり、自分自身もレッスンをして沢山の生徒に触れてきましたが、結論からいえば、とにかくピアノを習えば楽譜がすらすらと読めるようになるというのは、あまり正しくありません。特に現地校でピアノレッスンを受けていた方からは、長年やっていても全然読めるようにならない、サイトリーディングが苦手、読む速度が上がっていかない等、よくご相談を受けますし、また、そのように苦労されている生徒を沢山見てきました。

それでも、やはりピアノが読譜力の向上に一番の近道じゃないの?という声も聴こえてきそうですが、音の木音楽教室の例で言えば、ピアノの生徒よりもすらすら読めるギターの生徒も沢山いらっしゃいますし、習う楽器と読譜力の向上には関連性はあまりないように思えます。確かにピアノは大譜表(二段譜)の楽譜を用いますし、他の楽器に比べて扱う音符の量も多いため、少なくとも読むチャンスは増えるのでは?と思いますが、しかし、もし音符の数が多い分だけ、より時間をかけて読まなければならないとしたらどうなのでしょうか。書かれた音符の数が読む速度を上げるのではなく、速く読もうと努力してこそ読む速度は上がっていくのです。

どんな楽器を選ぼうが、楽譜が読めるようになるためには、楽譜を読むこと以外には方法はありません。ある生徒が、毎回のレッスンで曲をちゃんと仕上げてくるのに関わらず、一向に楽譜がよめるようになりませんでした。何故かと言えば、家でお母さんが横で生徒の譜読みを代わりにしていたからです。小さなお子様の場合等は特に、そのような第三者の助けも必要でしょう。しかし、ゆくゆくは自分自身で読むようにしていかなければ、読めるようにはならないでしょう。本人の上達を辛抱強く見守ることのできる周囲の環境作りが大切です。

ピアノであれ、ギターであれ、ウクレレであれ、読めるようになるために、皆さまそれなりに苦労して勉強されています。同じ壁にぶつかって、それを乗り越えていきます。音の木音楽教室では、楽器のレッスンにソルフェージュやセオリーも追加して学ばれている方が多いですが、それによって、楽器のレッスンだけでは扱いにくい部分をカヴァーしています。音符に触れて、音を想像し、音にする過程を何度も繰り返していくことで、次第に「読める」ように成っていくのです。個人によって進度に違いはあれ、そこには近道はありません。


ロンドンで一緒に音楽を学んでみませんか?— Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室

2017/10/04

ウクレレのために書かれた曲?

数多くのウクレレの楽譜が出版されていますが、その大部分が編曲もののようです。つまり、元々ウクレレのために書かれた曲ではなく、他の楽器や歌の為に書かれた曲をウクレレで弾けるようにアレンジしたものだと言うことです。もちろんそういったものを弾くことに何も問題はありませんし、なにより好きな曲を自分の楽器でひけるというのは素晴らしい事です。私自身もたくさんの曲をウクレレのために編曲しています。しかし、ある楽器のために書かれた作品というのは、その楽器によって、あるいはその楽器を弾く人にとって特別な存在であると思います。その楽器の特徴を活かした曲や、あるいはその楽器でしか弾けない曲というものがあります。その作品を聴きたければやっぱりピアノでないと、ギターでないと、ウクレレでないと…そう思わせる作品があります。そういった名作が、それぞれの楽器の価値や存在意義を高めるのです。ショパンやリストがもしピアノの為に曲を書かなかったら、ピアノという楽器は今頃、全く違った風に捉えられていたのではないでしょうか?そういう意味で、ウクレレのために書かれた作品が弾かれる機会が少ないとしたら残念なことです。ピアニストがベートーヴェンやショパンの作品を弾くように、あるいはギタリストがソルやタレガの作品を弾くように、ウクレレ奏者が弾けるレパートリーは何でしょうか?


— ロンドンで音楽をはじめてみませんか?Otonoki Music School 音の木ピアノ&ギター・ウクレレ教室 (ロンドン)